開設日:2006年 1月 1日


by knk0217
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すてきなふたり。

今日はなんだかめまぐるしく、楽しい一日だった。



まず、お昼前から日本語クラス×2。
アドヴァンスのクラスでは、それぞれの住所を漢字で書くことを中心に
簡単な漢字の勉強。
日常会話ができるとはいえども、文章が不完全なものばかりだし
ひらがなとカタカナが混じっていたりする。
漢字は全く書けない。
これって在日の場合でのいちばんのネックかもね。
本人が見過ごしそうになるものを、ひとつづつ直していくことを
積み上げていくしかないのかなあ。

その後、ビギナークラス。
授業の終わりに「先生、”コイビト”ってどういうい意味ですか?」
とある学習者が聞いてきた。
どうやら日頃「恋人は日本人なの?」と聞かれることが多々あるらしい。
そこで彼女は「コイビト?!コイビトってなに???」と聞くのだが、
これまで誰もうまく答えることができなかったらしい。
さあ、あなたなら英語でなんて言う?


クラス終了後、急いで成田空港に。
というのも、去年ロンドンで会ったスウェーデン在住Rちゃんのお友達
Zちゃんのご両親がチェコスロバキアから来日するので、
空港に迎えに行き、銀座のホテルまでアテンドしてほしいと言われて
いたため。
以前、お仕事の一環で元々知り合いの方々をお迎えに行ったことはあったけど
全くの初対面の方々をお迎えに行くのは今回が初めて。
そんなわけですごくどきどきしつつ、ご夫妻の名前を書いた大きな紙を
持って入り口で待つこと約40分。
すんなり出口で出会うことができました。
どきどきしてたせいか、あんまり時間が長く感じられなかった。
その後、JR Railway Passを手に入れて、NEXにゆられて東京に。
乗り換えて新橋で降りたときにはぐっと気温が下がって、銀座のビル風が
びゅうびゅう吹きすさぶ中、ホテルに到着。
そこで些細なことですが、私がかなり気になったことがあったんです。

**********************************************
ホテルのロビーでチェックインしていると、おそらく新人と思われる
女性ポーターが荷物を運びにやってきた。
すると奥さんは「No, no. This laggage is very heavy for you.」
と言って彼女には申し訳ない、気の毒だ、というそぶりをする。
新人ポーターさん、困る。
そこへおそらくチーフであろう男性ポーター(30代くらい)が通りかかった。
すかさず奥さんは彼に荷物を運んでくれるように頼む。
すると、男性ポーターは、新人女性ポーターに荷物を運ぶよう指示。
奥さんは彼女ではなく、彼に運んでほしいと言う。
しょうがないので私が日本語で「この荷物は重いので、彼女ではなく
あなたに運んで欲しいと言っているのですが」
男性ポーター、あからさまに嫌悪をまるだしにして、新人ポーターに
「じゃあ、これ、持っていっといて」とつっけんどんに言い、
彼女に持っていたものを渡し、スーツケースを運びはじめた。
**********************************************

このあまりに幼稚な全くプロではないサービスに、私はちょっとどころじゃなく
恥ずかしい気持ちを覚えました。
だいたい、そこにいたポーターは全員新人以外のなにものでもない20そこそこの
細くて小さな女性が 3名。
どう見ても、ごっつい体格をした外国人の方々から見れば、ひよわで、
なんでこんな人がポーターを?!と思わずにはいられなかったのでしょう。
確かにそうだよなあ。
女性ポーターってあんまり見ない気がするし。
しかも奥さんの気持ちを顧みず、さらっと「さっさと運んで」みたいな言い方をした
男性ポーターには怒りを通り越してあきれた。
お客さまの前ですよ?!
スタッフ同士の会話でも裏と表を使い分けるべきでは???
Mさんたちに日本語が通じないことだけがせめてもの救いだった。

私は国内で、感動するくらいプロフェッショナルなホスピタリティのこもった
サービスを受けたことがほとんどない(そのくせ変にお客さまは神様です、
みたいな行き過ぎたところがあってよそよそしかったりする)ので、
つくづく日本でプロのサービスができている人って少ないよなあと
思っているのですが(もしかしたら私が高級なとこに行ってないだけかも
しれないけど)、とてもきさくで優しくて、心から来日を楽しんでくれている
おふたりが今後いろんなところでサービスを受ける機会があるんだろうけど、
どうかいやな思いだけはしてほしくないなあ心から思います。

夜ごはんのとき、だんなさんのお料理には茶碗蒸しがついていたのですが、
奥さんにもテーブル越しにスプーンで食べさせてあげていて、
それが全然嫌味じゃなくて、自然に行われているのを見て
ああ、私もいつかこんなことがさらりとできるような関係を持ちたいなあ
などと心底思ってしまいました(って相方さんに言ったら「文化の違い」で
片づけられた。えーん)。
しかもその後、奥さんが「日本では失礼なことかしら?」と聞いたので
「いえ。でも日本人はシャイなとこがあるので、あまりやらない人も
います。でもちゃんと愛し合ってる人ならやります」などと口走ってしまった。
あうぅ。
奥さんがすごくかわいい人なの。
それは外見のかわいさじゃなくて、内面からにじみでてくるかわいさ。
きっとこれまで素敵に歳を重ねて来られたのでしょう。
私もこんなふうになれたらいいなあ。

こんな素敵なおふたりをお迎えする役目をもつことができて本当によかった。
そしてこんなおふたりが結婚33年目の記念旅行の滞在地に
私たちの国を選んでくれたことを誇りに思います。
彼らの日本滞在がすばらしいものになりますように。
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by knk0217 | 2006-04-15 23:45 |